ソフトSMはセフレと |
ソフトSMは、セックスの刺激剤として普及しつつあります。しかし、ソフトで手軽な側面とは裏腹に、恋人を敬愛できなくなるという危険な落とし穴が。なので、ソフトSMはセフレと楽しむのがお薦めです。
SMというものは、精神の向き合い方を指すものです。鞭打ちや緊縛、浣腸といったプレイ自体を指すものではありません。
SMの根本には主従関係があり、これは対等であるべき恋愛関係とは相容れないものです。恋人同士でSMに足を踏み入れた場合、まず間違いなくお互いを敬愛する対等な恋慕は失わると考えてよいでしょう。
ソフトSMだから大丈夫だとか、セックスのスパイスだから大したことないだとか、苛められるのは寝室の中だけだからとか、そんなことでどうにかなるものではないのです。
SMにおける調教とは、相手の人間としての尊厳を奪うことです。そのプロセスを経て、彼または彼女は人間ではなく、奴隷という新しい生き物に生まれ変わるのです。その変化は、人間的な成長とは正反対のベクトルです。
自分たちのSMは調教ではなく交歓であるという言葉は、短期的には正しくても、長い目で見ると関係は確実に変質してゆきます。恋人という関係を捨てて主従になる覚悟なしに、ソフトSMという口当たりのいい美酒に手を出すと、後悔することになりかねません。
だから、SMがしたいなら、体だけの関係であるセックスフレンド(セフレ)とするのが正解なのです。